第14話

#14
147
2017/10/19 10:57
今日は休日。



遥希を見なくて済むから良かった。



そう思っていたのに、





ピーンポーン


遥希がうちに来た。



遥希side

華夏「先輩、今日はありがとうございました」
遥希「おう」
華夏「あの、」



急に真剣な顔になった尾崎



遥希「なに?」
華夏「今、紗良先輩と全然話してないですよね?」
遥希「…まあ」
華夏「それ、私のせいなんです」



…は?意味わかんねんだけど
そう言おうとしたけどやめた

今の尾崎なら理由を言いそうだったから



華夏「遥希先輩に近づくなって私が言ったんです、それで、紗良先輩は話さなくなったんです」
遥希「…」
華夏「こんなことしてまで、好かれようとするとか、酷いやつですよね、ほんと」



確かに、紗良が変だった。
これが理由だったのか。



華夏「最後に、ちゃんと告白、させてください」
遥希「うん、いいよ」



華夏「遥希先輩が、好きです。付き合ってください。」
遥希「ありがとう、でも俺、紗良が好きだから、ごめん」






俺は次の日、紗良の家に行った。

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