第78話

樹里の病室
363
2018/10/08 18:57
琉也
樹里!
樹里
お父さん・・・!
琉也
清水さんから聞いてな。

血圧低いんだってな?

顔色悪そうだな・・・。
貧血っぽいな・・・


あん時、少ししかとってない気がするけど・・・
樹里の体内の血液の量は、一般の人より半分しかない。

輸血も1回行ったが、その後に気分悪くなって、体調崩した事からそれ以来していない。

樹里の血液は特殊。

樹里の血液と合致するのは・・・


柊也しか身近にはいないのだ。
琉也
樹里・・・少し輸血するか?
樹里
え?
琉也
柊也君な、樹里のためにって思って、

ここ1ヶ月
1週間ごとに、200ccずつ提供してた。

今、1000cc溜まっている。


それ以上は出来ないっていって、最近はしてないがな。
少し、まを置いて、結論を出した。
樹里
・・・やってみる・・・
柊也の血液が私の体内に巡るんだ・・・。


そして、柊也ありがとう!
琉也
じゃぁ、50ccぐらいから始めようか。

持ってくるから。
一旦病室を出ていった。
柊也
樹里!飲み物買ってきたぞ。
樹里
ありがとうね。。


あ。今から、少し輸血するよ・・・。


柊也私の為にありがとう。


疲れてない?大丈夫?

こんなにもありがとうね。
柊也
そうか。

疲れてねぇよ。


樹里の保管用と、俺の保管用。
そして、父が戻ってきた。
輸血の準備をした。
琉也
樹里。あまりルートは見ないように。
樹里
うん。
琉也
清水さんに頼んで、終わるまでいてもらうから。

15分ぐらいで終わるから。
樹里
わかったぁ。
琉也
じゃ、清水さん。よろしく。
清水看護師
わかりました!
琉也はまたいってしまった。















こんな穏やかなときもっと繋がっていたい

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