そして1時間目。
音楽室。
授業の終りがけにいつもうたう-
曲は・・・
GARNET CROWさんの忘れ咲き
すると、桜がてをあげた。
桜と先生に促され、ピアノのところにいく。
♪♪~
気づけば懐かしいな川原に来てみたり
昨日見た夢の続き創造してたり・・・
あの日少年の君が大人びて見えて
♪♪~
夕暮れの空とか風に揺れる木々に
見惚れるふりをしながら幾度過ごした・・・
♪♪~
愛だとか恋だなんて変わりいくものじゃなく
ただ好きでいるそんな風にずっと思っていれ・・・
孤独や躊躇い弱気が押し寄せる夜に忘れ咲いた
思い出そっと枯れゆくまで今宵身をまかせて
ピアノの先生がいったことを思い出しながら弾いた。
弾き終わると・・・
みんなから、拍手が起こる。
そして、チャイムがなった。
song 忘れ咲き GARNET CROW
お借りします
※樹里 ピアノ教室に通っている。(入院している現在は先生が出張で。)
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。