第20話

熱性痙攣
877
2018/02/26 00:58
5時間目も終わりに近づいた頃。

静かな保健室に、桜の苦しそうな吐息が聞こえてきた。
樹奈
桜ちゃん?
熱を測ると、40度近くになっていた。
氷枕を持ってこようとしたその時


急に桜が痙攣を起こした。


ベットががたがた動く。

樹里は、ぐっすり寝ていて、起きてないようだ。
樹奈
桜ちゃんっ!

そういえば、熱に弱かったよね。

40度近くになったら、救急車呼んで、病院だって。
それを思いだし、救急車をよんだ。

そのあと、桜蘭にも内線をいれた。



救急車がやって来た。

桜は病院へと運ばれる。

桜蘭が付き添いで乗っていった。
その後、樹里が目を覚ます。
樹里
お母さん。 桜は?
樹奈
熱上がっちゃってね。

さっき病院に。
樹里
そうなんだ・・・
心配そうに、桜が寝ていたベットの方を見た。
樹里
大丈夫・・・だよね・・・
樹奈
大丈夫よ。

学校終わったら、お見舞いにいこうか、
樹里
うんっ!




君の心の中に希望があるから

プリ小説オーディオドラマ