第130話

柊也の面会ー今日の出来事ー
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2020/01/12 09:53
樹里
今日何か面白いことあった?
柊也
ああ!聞いてくれよ。
今日転校生が来たんだけど、

そいつ転校初日からさ、

「一目惚れしました!私の運命の男の子です!」

だってよ。

ぶりぶりのぶりっ子女子で

桜が

「はい残念でした!
柊也には、樹里という大事な幼なじみがいるので、諦めてくださぁい!」

って。
樹里
桜らしい。
柊也
でも、そいつ
「樹里さんいますかー!」

って。

「いないじゃないですか!
嘘は泥棒の始まりですよ」

って。

そしたら・・・桜が

「樹里は学校に来れないんです。
来たくても。」

って言ったんだよ。



他のクラスメートも、うなずいていた。

「何でなの?
あ!もしかして、ぶちゃいくで、いじめられてるから、これないとか?
みんな合ってる?」

他のクラスメートが一斉に

「違うわ!お前みたいなぶりっ子と・・・

大事なクラスメートの明野/樹里(ちゃん)を一緒にしないで」

ってな。
樹里
みんな・・・

私の事・・・
柊也
ああ。桜も、

泣き崩れながら・・・
「樹里はね、病気で余命宣告されてるの!
だから、学校に来たくても、来れないの!
何も知らないくせに・・・酷いこと言わないで!」

そしたら

「転校生だから・・・」

「転校生だからって何?
転校生だから許されるの?
酷いこといったくせに
私、あなたの事一生許さない」

って。

そしたら、転校生どっか行っちまってよ。

戻ってくることなかった。
樹里
そんなことあったんだ。

で桜は?
柊也
スクールカウンセラー室に。

昼休みまでな。


そいつも、カウンセラー室に入ろうとしたけど、桜の顔見て、逃げてった。

多分、明日から学校これんかもな。
樹里
そうかもね。
ああー。こんな話聞いたら、学校に行きたくなったよー!






壊れかけな 今に涙し それでも

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