第115話

CT室

239

2019/10/30 02:52

脳外科先生

ここに横になって

桜

はーい

脳外科先生

じゃぁ、お願いします。

検査をして行く。

春馬

どこも、異常なさそうですね

脳外科先生

ですね。


小さい腫瘍も、見当たらないですね。

黒い点らしきものも。

大丈夫でしょう。

春樹

良かった。


てか、桜の頭痛の原因は、

勉強のし過ぎなんだと思う。

俺と、昼間 入院中の所勉強してっから。

そう言うと

脳外科先生

そうかもしれませんね。


痛み止め出しておけば、大丈夫かと。


酷かったら、鎮痛剤の点滴しにこれば…

春馬

ですね。


ありがとう。春樹君

春樹

いや。


でも、何もなくて良かった。

脳外科先生

念のため、血管髄液の検査もします？


この前の、明野先生の娘さん…

そう言うと

春馬

お願いします。

そくお願いをした。

脳外科先生

大丈夫です。

髄液検査もしました。

血管が切れているところもありません。

春馬

なら…

脳外科先生

ええ。

彼の言う通り、勉強のし過ぎですね。

春馬

よかったです。

検査が終わる。

桜

はぁ。疲れた･･･。

たった瞬間、起立性低血圧症が起こった。

その場にしゃがみこむ。

春樹

大丈夫か？

春馬

桜蘭に電話･･･

じゃなくて、家まで送ってくわ。


俺、今日日勤で、帰れる。

桜

ありがとう…

一旦、樹里の病室に戻り、

ソファーベットの上に、桜を寝かせた。

そして、春馬の仕事が終わり、家へと帰っていった。
















二人の心繋ぐテレパシー

いいねして作者を応援しましょう！

第116話樹里の病室

クラッキー·麻衣

コンテスト受賞作品

グランプリ

好きになるのはキミ限定【完結】

なぁな

編集部コメント

主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした！<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。