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第4話

運命の人
112
2017/10/16 14:48
朝か…私、あの後寝ちゃったんだっけ?顔洗いに行こう。
ドンッ
あなた

あっ。

如月海斗
おはよあなた
うそっ。上半身裸。ありえない!/////
ガチャ
熊谷霖
わぁっ!
ガチャン
あなた

トイレは鍵をかけて下さい!

〜〜〜〜〜〜〜〜〜
あーもう!本当朝からなんなのよ!
如月海斗
あなたー!一緒に学校行こうぜ。
関目亮平
……
あなた

なんでよ。私達友達じゃないでしょ。

如月海斗
友達じゃなくても、一緒に住んでるじゃん。
あなた

やめて、誤解されるでしょ。

女子
うそー。なんで海斗くんと、亮平くんあの子と一緒なの。
女子
最悪。誰よ、あの子。
うわっ…女子の視線が痛い…
あなた

私やっぱり先に行くから。じゃあね。

如月海斗
えっちょっ。なんだあれ。
ーーー昼休みーーー
如月海斗
どうしたんだよ、あなた?
あなた

あのさ、学校では今まで通りで下宿してることも言わないでくれない?呼び捨ても無しの方向で!

如月海斗
なんでだよ。
あなた

私は、誰も敵作りたくないの。だから、お願いします!

如月海斗
なんだよそれ、まあいいよ。わかった。
あなた

ありがとう。

ーーーーーー
西宮浩太
あーやっぱ、楠さん可愛いな。
斎藤みく
へー楠さんか、ライバル多いよ。
西宮浩太
はぁ。ちげーし。
斎藤みく
うそだー。ずっと見てたじゃん。うざゆいのこと。
西宮浩太
うざゆいってなんだよ。
斎藤みく
あの子、影でそう言われてんの。なんか、同性から見ると、しぐさとか、喋り方がうざいんだよね。だから、そのまんまにうざいとゆいを合わせたからうざゆい。
西宮浩太
ふーんそっか。(可愛いけどな)
ーーー家ーーー
あなた

ただいま

おかえり
あなた

あれ?お母さん私のグラスは?

そこに置いてあるでしょ。
あなた

あっ!それ、私のグラス!

如月海斗
ごめん。わからなくって。
ガシャン
今度は、何。
あなた

あーっ!

熊谷霖
ごめん、見ようとしたら落としちゃって。
あなた

それ死んだおばあちゃんが大事にしてた、風鈴なのに…

熊谷霖
そんな大事なもの…
日野渚
どうしたの?
あなた

あー!

日野渚
あなた

それ、私がお風呂の後に食べようと思ったアイス!

ーーー夕食ーーー
最悪…
あなた

……

日野渚
……
熊谷霖
……
如月海斗
……
あなたそんなに起こることじゃないだろう。大丈夫だからみんな、食べて。
あなた

……元はと言えばお父さんが会社やめちゃったからじゃない。どうして私が、他人と一緒に住まなきゃいけないのよ。

あなた。
あなた

下宿なんか始めなきゃよかったのよ。

部屋行こ。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜
如月海斗
あの、ちょっと出てきていいですか?
〜〜〜〜〜〜〜〜〜
あ、また寝ちゃった。今、9時か…
チリン
あれ、風鈴の音?
風鈴がある…前のとは違うけど…
縁側に海斗がいる。
あなた

これ…。

如月海斗
実家から持ってきた。
あなた

でも、すごく遠いいって。

如月海斗
ないよりいいかなって。意外といい音するしさ。
私は海斗の座っている横に座って音を聞いた。
あなた

本当だ。

如月海斗
よかった。
如月海斗
ごめんな。そりゃやだよな。自分家に突然他人が住むなんて。けど、俺的にはすごくたすかってる。なんかここの家ホッとするんだよね。始めてきた感じがしないっていうか。だから、これからも色々あると思うけど長い目で見て欲しいっていうか。よろしくお願いします。
あなた

麦茶取ってくる。いる?

如月海斗
うん^_^
ドンッ
あなた

痛っ。

縁側から落ちちゃった…あーあ
如月海斗
大丈夫?
そう言って手を差し伸べてきた。
あれ?この感じ知ってる。この手…。
あなた

うん。ありがとう。

〜〜〜〜〜〜
あなた

麦茶持ってきたよ

如月海斗
おう。サンキュー。^_^
見つけた。私の運命の人。^_^
〜〜〜〜〜〜
あなた

おはよう

おはよう。
あなた

ちゃんと育つの?

そだつさ。最初はこんな小さな種だけどさ必ず大きくなるってお父さん信じてる。
あなた

そっか。昨日はごめんね。

…おう。
楠ゆい
あの!海斗いますか。
あなた

あ、楠さん?

如月海斗
ゆい。
楠ゆい
海斗。
あなた

如月海斗
こいつゆい、俺の彼女。
あなた

えっ、彼女…

神様は私に意地悪だ。

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