〜陽太side〜
あなたが俺の袖襟を掴んだ。
それ動作が可愛くて、愛しくて、俺は想いを募らせる。
一分程してどちらともなく離れた。
あなたが照れたように笑った。
その顔がほんとに可愛くて、ほかの誰にも見せたくないと思うほどだった。
あなたと教室に帰って、その日は部活がなかったから一緒に帰った。
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練習の事は恥ずかしいので略すよ。by クラスのメンバー
クラスの努力により、1ヶ月かけて劇の練習を終えた。
明後日はリハーサル。
次の日は本番で、、、、
俺は裏方なのに、心臓がドキドキだった。
明日はどうなるのだろうか・・・
あなたも、上手くいってる・・・
はず。
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。