〜陽太side〜
只今あなたを探しています。
こうなったには理由があってさ・・・
劇が終わり、あなたと文化祭でも回ろうと声をかけようと思っていたら、神楽坂達に
と言われてしまい、
と言われて、現在に至る。
みやとか、音川たちとか・・・その他にも聞いて回ったけど見たってやつは1人もいない・・・。
確かあそこはどこのクラスも入ってなかったはず・・・
だから俺はそんな所にあなたがいるなんて思ってなかった。
あなたの声が聞こえた。
声の聞こえたとこへ行くとあなたがいた。
だだ、泣きながら・・・
驚いた顔をして、俺達の距離は約30mくらい。
少し近づくとあなたが後ろへ下がった。
またそうやって・・・俺を遠ざけようとするあなたにムカついた。
というよりか、悲しかった・・・。
好きか嫌いかの質問と一緒に・・・
ダメージでかそ・・・
話してくれるなら待つけどさ
よかった。
ムリとか言われなくて(笑)
俺はあなたの方に振り返った
その時の俺には分かってなかった。
あなたがその時話せないと言った理由を。
その後すぐに知る。
理由を、
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!