〜陽太side〜
さっきから何度も呼ばれた《ようくん》というあだ名。
キャンプファイヤーの時間までは、あと30分だというのに、愛莉紗はいつまで経っても外に出ないようにしている。
そう言って、愛莉紗は一向に出ようとはしない。
そのまま何分か回っていると1通のLINEがきた。
真冬・・・?
・・・💢
そう言って、早足で裏庭に向かった。
裏庭の扉を開けようとすると、扉の向こうから聞きなれた二人の声が聞こえた。
・・・
この状況はなんだ・・・?!
入っていいのか・・・
知らなかった設定ではいっちまえっ!(ヤケクソ)
ガチャ
みやがあなたの頬を引っ張ってて、
あなたは抵抗しようと胸を押してる。
いつの間にかみやに解放されていたあなたが俺を目掛けて近づいてくる。
バタンと扉の開ける音と共に愛莉紗がその場に現れた。
そう言って愛莉紗は俺の腕を引いていく。
あなたはみやの隣に座っていた。
最後に見えたのだが、、みやにあなたが抱きついているように・・・俺には見えた。
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!