第28話

No.28 隣で・・・
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2017/11/06 21:37
あなたside・・・あなた)

陽太side・・・陽太)
秋野 陽太
秋野 陽太
入ろう、
あなた)デカ・・・
あなた

あの・・・入る前に質問が・・・

秋野 陽太
秋野 陽太
なに?
あなた

君はあの"秋野"なの?!

秋野 陽太
秋野 陽太
・・・そうだよ
あなた

・・・そう・・・ですか、

あなた)まさか・・・ね・・・陽太君は・・・あの大財閥の・・・"秋野家"の息子とは・・・思わなかったよ。
秋野 陽太
秋野 陽太
だからなに?
あなた

え?

秋野 陽太
秋野 陽太
別に家柄とか関係ないだろ?
てか、話さなきゃ時間が無くなるぞ。
陽太)やっぱ・・・驚くの無理ないよな。

そりゃそうだ。

みやも初めはそうだったんだし。

だからこそ、あなたにも慣れてほしい。
あなた

うい・・・

秋野 陽太
秋野 陽太
まだ何かあるの?
あなた

ないけども

秋野 陽太
秋野 陽太
よろしい。早くあがって、
あなた

お、、邪魔します・・・

あなた)私はぎこちなく挨拶をして、陽太君について行った。
秋野 陽太
秋野 陽太
どうぞ。俺の部屋こっちだから。
あなた

ほぇ〜、でかーい。ひろーい。

秋野 陽太
秋野 陽太
心の声ただ漏れだよ。
あなた

そう言われましてもね

プク〜と頬を膨らませるあなたはとても可愛らしかった。
秋野 陽太
秋野 陽太
ここ。
ガチャ
秋野 陽太
秋野 陽太
そこに座って。
あなた

うん。・・・めっちゃふかふかやっ!

秋野 陽太
秋野 陽太
そうか?
あなた

神だ・・・

秋野 陽太
秋野 陽太
ははっそんなことないだろ。
あなた

いや・・・ホントすごい・・・フッカフカ

秋野 陽太
秋野 陽太
(笑)
あなた

(笑)

数分笑いあった後、俺が先に口を開いた。
秋野 陽太
秋野 陽太
あなた。聞きこいことは山ほどあるけど先にこれを聞くな。
あなた

うん。

俺は、あなたの座っているソファーの前に座り話す。
秋野 陽太
秋野 陽太
率直に言うけど・・・みやのこと好きなの?
あなた)やっぱり誤解半端なくしとる!
あなた

あの・・・それは・・・その・・・

あなた)私はどう説明したらいいのか分からなくてあたふたしてしまった。

陽太)あなたがめっちゃ動揺してる。

そういう事なのか。

微塵も知らなかった。

親友なのに教えてくれなかった。

あなたも言ってくれなかった。
秋野 陽太
秋野 陽太
そういう事なんだね。
あなた

あっ!違うのっ・・・

あなた)私は慌てて否定しようとするがその余地も陽太君は与えてくれなくて、
秋野 陽太
秋野 陽太
次の質問に移るから、その話はもういいよ。
陽太)俺は無理やりその話を切り上げた。

あなたが今にも泣きそうな顔で俺を見てくるけど、そんなのにもう振り回されないぞ。
あなた

ねぇ・・・

あなた)少しも否定させてくれない陽太君に私はムカついて・・・自分だって言ってやろうと思ったの。

楠瀬さんのことを・・・
陽太)急に低い声になり話しかけてくるあなたはとても怖かった。
あなた

次は・・・私の質問でいいでしょ?

陽太)長い髪のせいで顔の半分ほどが見えない状態で話しかけてくるあなたに俺は平常心に見せかけて返事をする。
秋野 陽太
秋野 陽太
いいよ。
あなた

楠瀬さんと・・・付き合うの・・・?

秋野 陽太
秋野 陽太
こないだも言ったけど、それは無いから
あなた

いまだよっ!今っ!今日のキャンプファイヤーのときっ!

あなた)私は全て言い切ってしまえと思った。

陽太君が止めようと、私は止まらない位。

心の中のモヤモヤ全部言い切る!
秋野 陽太
秋野 陽太
何も無かったって。
あなた

陽太君さぁ、真冬君や、私が楠瀬さんのこと言うと怒るくせして、2人きりの時はめっちゃデレデレだよねっ?!別に、私はあなたの彼女でも何でもないからこんなこと言うのはお門違いだと思うけどね?でもっ、あんなに好きなら・・・好き同士ならっ!ハァハァ・・・私たちが言っても怒んないでよ。私に・・・わたしに勘違いさせるようなことしないでよ・・・

あなた)全部言い切ってしまった。

めっちゃ長く言った・・・でも、これが私の全ての思いだから。

陽太君がびっくりしたような顔で見てるけど・・・そんなの知らない・・・
















なんか、涙出てきたし・・・!

私ホント最近涙腺が緩い。

泣きたいわけじゃないのに・・・
ホントは・・・ただ・・・




















ただ・・・隣で笑っていたいだけなのに・・・

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