第3話

聡cp♡your side
1,781
2017/12/10 04:49
あなたちゃん、付き合って!
あなた

ごめんなさい。私好きな人いるの。

もぉ~これで断られたの10回目~
あなた

(よく数えてるなあ💧)

断っても断っても告白してくるこいつは松島聡。

私よりちっちゃくて、女々しくて、女子とばっかり遊んでる癖に私に告白してくる不思議なやつ。
あなた

そろそろ諦めてよーじゃね

そう言って、私は教室に戻る。




教室に帰ると、親友の愛美がおかえり~と迎えてくれた。
愛美
また告られてたの~?
そろそろ付き合えば?♡
あなた

私好きな人いるもーん。

愛美
ほんと好きだね、紫耀のこと
あなた

だってかっこいーんだもん

私の言う好きな人は、バスケ部のエース・平野紫耀

もちろん、女子からの絶大な人気を誇る。
愛美
そんなに好きなら告れば?
あなた

は?いやいやいや、。

愛美
だってその方が松島も諦めてくれそうじゃない?
なるほど。
あなた

確かに。。

愛美
おしっ、決定だね🎵紫耀に伝えてくる!
あなた

え!?や、まだそーするとは言ってない、のに。。

愛美は振り向かずに走っていく。
あなた

まじで?






ー放課後ー
愛美
じゃ、私先に帰るね!
幸運を祈る!
愛美は5時に教室で待ち合わせってことだけを伝えて、帰ってしまった。
あなた

どーすればいいの、、

告白なんて人生初の私。
あなた

(そんな話したことないのに、いきなり告白とか引かれないかな、、)

ガラッ

教室のドアが開いて、紫耀くんが入ってくる。
紫耀
ごめん、待った?
あなた

ううん、大丈夫

紫耀
そっか、で、話ってなに?
あなた

えっと、、紫耀くんのことが好きです。
付き合ってもらえませんか、、?

告白って、こんな緊張するんだ。

告白って、こんな勇気いるんだ。

告白って、こんな気持ちでするんだ。

"好き"のたった2文字なのに。
聡は、こんなに勇気のいることを、何度も何度も言ってくれてたんだ。
紫耀
ごめん、俺はまだ君のことよく知らないから付き合えません
あなた

だよね..

紫耀
でもさ
紫耀
君、本当は俺じゃなくて、好きな人他にいるでしょ?
あなた

え、、

なんで、、
紫耀
松島聡
あなた

...‼

紫耀
俺、君のことよく知らないけど、松島が君に告白してるとこみたことあるんだ。
紫耀
君は迷惑そうに断って帰っていたけど、帰っているときの表情はすごく嬉しそうだったよ?
あなた

私、そんな表情してたの、、?

気づかなかった。
紫耀
そう言えば、松島さっき階段降りて行ったなあ~
あなた

紫耀
今走っていけば、間に合うかも?
あなた

紫耀くん、ありがと!!

私は、聡に追い付くために、ひたすら走って行った。
すると、靴を履き替えている聡の姿がみえた。
あなた

聡!!

聡が驚いて振り向く
あなたちゃん?そんな走ってどうしたの~?
もしかして、僕のこと好きになっちゃった?♡
あなた

うん!

ですよね~
....って、え!?!?
なんのドッキリ~?笑
聡がはぐらかすように言う
あなた

私は、松島聡のことが好きです。

あなた

私と付き合ってください。

ほんとに??
あなた

うん。

後で嘘とか言わない?
あなた

うん笑

ドッキリとかじゃないんだよね?
あなた

だから本気だって!笑

聡があまりにも真面目な顔で問いただしてくるから、私はだんだん面白くなってきてしまった
それなら、、!
よろしくお願いします!僕の彼女さん!
最高の笑顔で言ってきた聡に応えるように、私も最高の笑顔を向ける。
あなた

はい!

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