第6話

Chapter 6
3,946
2017/10/20 07:05
「はぁ…」

ため息しか出ない。

私…ご主人様のものに…

爺「おや?大丈夫ですか?」

「ぅあ、はい!」

急に声かけられてびっくりした…

爺「体調が優れないようでしたら今日はもうゆっくり休んで下さいね?」

「いや、大丈夫です!」

爺「そうですか?なら良いのですが。」

「はい。ありがとうございます。」

爺「それはそうと、貴女は高校生なんですよね?」

「あ、はい。そうですが…」

爺「この家から学校への通い方は分かりますか?」

「あ…」

そういえば…分かんない。

爺「大丈夫ですよ。車を出しますから。」

「いや、それは悪いです!」

爺「大丈夫。困っているときは頼ってください。」

「あ、ありがとうございます…」

優しいなぁ…

ご主人様とは大違い。←←


爺「あと…少し気になることが。」

「はい?何でしょうか?」

爺「…その制服はどこで?」

「⁉︎」

爺ー!

そこは聞かないでほしかった…

どうしよう…

ご主人様に貰ったと言えばいいの?

「あの…えっと…」

弓月「これは俺がプレゼントしてやった。」

急に後ろから声が。

爺「そうなんですか。あなた様が持参したのかと思い、少々びっくりしました。」

弓月「あぁ。」

爺「では今から私は買い物に行ってきますので、留守の間宜しくお願いします。」

弓月「分かった。」

爺「ではあなた様、また。」

そう言って、爺はいなくなってしまった。

とりあえず、服のことをとやかく言われずに済んで良かった…

弓月「おい」

背後で低音が響く。

「はい?」

弓月「2人きりだな?((ニヤ」

「!」

今気づいた。

2人きり。

これって…

弓月「何しようか?((ニヤ」

ヤバイかも。

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