〜食堂にて朝ごはん〜
爺「今日はどの様なご予定で?弓月様?」
弓月「特に予定はない。」
爺「そうでございますか。あなた様は?」
「私も特に予定はないですけど…でも、ちょっとこのお屋敷の周りを歩いてみたいです。何があるのか分からないし。」
商店街とかの場所知っておかないと買い物できないし…
爺「そうですか。じゃあ気をつけて行ってくださいね((ニコ」
「はい!行ってきます!」
爺「はい((ニコ……それはそうと…」
「?なんですか?」
爺「朝叫び声が聞こえた気がしますが…あなた様の叫び声ですよね?何かあったのですか?」
ガタッ
急な事で椅子から立ち上がってしまった。
な、なんでそんなこと聞いてくんの⁉︎
「い、いやぁ、大した事じゃないんで…」
爺「そうでございますか?なら良いのですが…」
「は、はい!」
爺はまだちょっと疑ってる。どうしよ…
こうなったら…あの手だ!
「ごっ、ゴキブリがっ!ゴキブリが出たんです!」
爺「!そうでしたか!すみません、ゴキブリが出るなどあってはならないのに…もっと清掃を入念にしなければ…」
ゴキブリ作戦っ!大成功だ!
話が逸れた…よかった。
しかし…何やら目線を感じる?
弓月「……」
うわ、めっちゃ見てる…というか睨んでる?
そりゃ、ご主人様をゴキブリ扱いしたってことになるかもしれないからな…
「…?」
分からない風に小首を傾げてみる。
弓月「……フイッ 」
目線を逸らした。
よかったぁ…
ご主人様って、整った顔立ちしてるから目力強くて睨まれると怖いんだよね…
ま、そんなことはおいといて←←
では!let's go 散策!
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。