第13話

Chapter 13
2,840
2017/10/31 13:10
弓月「ついたぞ。」

「うわぁー!」

目の前には大きな商店街。

「私が知ってたとこと違う?」

弓月「最近できたからな。」

なるほど。

道理で新しい感じがするんだ。

弓月「で、ここに来てどうすんだよ?」

「えっと…」

新しいとこだから見たいお店がいっぱいあるなぁー…

「…あ!」

雑貨屋さん発見!

「あそこが見たいです!」

可愛らしい外見のお店だ。

中もきっと可愛いんだろう。

弓月「ん。行くか」

そう言って前を歩いて行くご主人様。

私もその後に続く。




〜店内にて〜

「わぁー!」

見たことのない雑貨がいっぱい!

ここならいつまで居ても見飽きなさそう…

ご主人様は外で待ってるらしい。

お店の前までは一緒に歩いて来たのに、なんでも人混みの中に入りたくないとかなんとか。

まぁ確かに人多いよな、ここの店。



1人で陳列棚を見て廻ると、突然視界に何かが入った。

「かっ、可愛いっ!」

思わず声を上げてしまった。

目の前には可愛いぬいぐるみが沢山。

これ1つ買って部屋に置きたいなぁ…

1番手前に置いてあった薄紫の猫のぬいぐるみを手に取り、値段を見る。

「1000円かぁ…。高いような安いような?」

買おうかなぁ…?どうしようなぁー…

迷っていると知らない人に声をかけられた。

男の人「ねぇねぇ、そこの君!」

?誰だろう?知らない顔だなぁ…

「…なんですか?」

男の人「さっき君と一緒にいた男の子があっちで急に倒れたんだよ!」

「え⁉︎」

うそ、ご主人様が…⁉︎

どうしよう!

男の人「とりあえず今病院に運ばれたみたいだから、僕と一緒に病院に向かおう?」

誰かが救急車を呼んでくれたみたい。

私も病院に行かないと!

男の人「僕の車に乗って!店の前に停めてあるから!」

「は、はい!」

車に乗せてくれるんだ、優しい…

いや、そんな事考えてる暇ないよ!

ご主人様が倒れたんだよ⁉︎

男の人「行こう!」

「はい!」

そうして私は男の人についていった。



男の人「じゃ、乗ってくれる?」

「はい!」

男の人の車は黒い軽自動車みたい。

さっそく後部座席に乗せてもらう。

その時…

「…っ⁉︎」

いきなり後ろから口を押さえられた。

男の人「悪いな、嬢ちゃん。一度寝てもらうぜ。」

私の視界はどんどんぼやけていく。

きっと口を押さえた布のようなものに何か含ませてあったのだろう。

私…この後どうなっちゃうんだろう…

「あなた!」

ぼやけていく視界の中、名前を呼びながらこちらに走って来るご主人様が見えた気がした。

あれ、ご主人様倒れたんじゃなかったっけ…




私の思考はそこで途切れた。

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