前の話
一覧へ
「ただいまー」
玲於が帰ってきた
「おかえりー」
今日は、飲み会だったらしい。
玲於は顔を真っ赤にして、見つめてくる。
「ちょっと、酔ってんじゃん!大丈夫?
早くシャワー浴びてきな!」
玲於は可愛く首をかしげた。
「は?おかえりのチューは?」
そう言って、目で訴えてくる。
「何言ってんの?なーいーよー。笑笑
シャワー浴びてきなって!」
「嫌だー。チューしてくれたら行くから。」
「もう、しょうがないなぁ。1回だけだよ?」
「うん。」
玲於は靴を脱いでソファに座る。
私は、玲於に短いキスをした。
「はっ?キスの仕方しらねぇーのかよ。」
玲於が私を強引に引っ張り玲於の膝に座る。
玲於は酔っ払っているせいか私に濃厚で甘いキスをした。
「っん…」
「何?照れてんの?もっとして欲しいの?」
「もう!早くシャワー浴びて!」
ちょっと恥ずかしかった。
でも、玲於のことをもっと好きになった気がした。あなた
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!