第7話

佐々木刑事との再会
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2017/10/25 13:23
8月13日。捜査開始。

「自殺ですかね・・・」

「いや。他殺だろ。ほらここを見てみろ」

光を照らすと後頭部に手形があった。

「溺れさせてこのロープで自殺と見せかけて殺したんだ」

「よくわかりますね」

「何年刑事してると思ってんだ」

佐々木は家のなかをみわたした。

「ん・・・?」

出席簿を見つけた。なかを見てみると・・・。

『佐藤りん。永沢れん。学級委員』

「さとうりん・・・ながさわれん・・・」

見覚えのある名前だった。

「鑑識。この二人の電話番号ってわかるか?」

「見てみます・・・」

プルプル・・・。

「もしもし。警察のものですけど」

佐藤りんに電話を掛けてみた。

電話の向こうの声は悲しそうだった。

『はい。なんでしょうか?』

「佐々木です。前にもあったよね?」

『はい・・・』

「佐藤りんさんに間違いないですか?」

『はい・・・』

「今ですね、担任の月村先生が何者かに殺されました。

事情聴取のために署まで来てもらえますか?」

『え?悪いことしました?』

「いえ、そういうことではないです。永沢れん君も一緒にお願いします」

~警察署~

「忙しいのに悪いね」

「いえ・・・」

取調室に入った。

「幸せ町がなくなったの知ってる?」

佐藤は小さくうなずいた。

「どうして居なくなったのかな?」

「言いたくないです」

「じゃ、じゃあ。本題に行こうか」

捜査資料を開いた。

「8月11日って何してた?」

「ファミレスで勉強してました」

「証明出来る人はいる?」

「店員」

「ずっとファミレスで勉強してたの?」

「ううん。家に帰った」

アリバイがあった。犯人ではない。

犯人の指紋もなにもない。

また・・事件は闇のなかに・・・。

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