ガラ。
大林先輩が扉を開けた。
花宮 潤
先輩!入部させてください!
こいつともしっかりやるんで!
大林 大地
ほんとは?
ほんとはどうなの?
花宮 潤
・・・ほんとは、こいつと力合わせるくらいなら全部自分でやりたいなって思ってます。
大林 大地
アハハハハ。
どーして正直に言っちゃうかな。
河脇 凛
あのー。
私から一つ提案してもいいですか?
大林 大地
ん?
河脇 凛
男バレには、他に1年生が2人入部する予定なんですよね?そしたら、その2人と誰か先輩一人、花宮くん、たけると誰かあと一人で3対3の試合しませんか?
橋本 光輝
試合?
河脇 凛
それでもし、たけるたちが負けたら花宮くんにセッターはやらせない。少なくとも橋本先輩がいる間は。
花宮 潤
俺はセッターだ。
それ以外のポジションは絶対にやらない。
河脇 凛
別に勝てばいいじゃん。
何も私は花宮くんたちが絶対に負けるなんて言ってない。
大林 大地
そーだな。そーするか。
じゃー相手のチームには俺が入って、花宮たちのチームには君が入ってくれるかな?
河脇 凛
あのーさっきお話ししたと思うんですけど、私はバレーはもうやらないと言いましたよね?
大林 大地
俺たちより強いんだろ?
お手本見せてくれるよな?
河脇 凛
・・・わかりました。
1週間ください。1週間でこの2人をいいコンビに絶対しますから。
大林 大地
それじゃー1週間後、この体育館で試合な。
河脇 凛
はい!
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第9話 9話・楽しみ!
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