第26話

26話・クロと勝海
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2017/12/18 09:08
そしてついにきつかった合宿も今日で最後。
最終日は向日葵高校と練習試合だった。各学校一列に並び挨拶をした。すると私は知り合い2人を見つけた。
河脇 凛
クロ!勝海!
櫻井 たける
勝海!
言ったのは2人同時だった。
黒木 泰吏
凛!
羽柴 勝海
久しぶり凛。それからたけるもこの間ぶり。
河脇 凛
え?2人とも知り合い?・・・ってそんなことより2人ともこないって言ったじゃん!!
黒木 泰吏
いやー驚かそうと思ってさ。・・・俺に会いたかった?
羽柴 勝海
クロまたそんなことばっかり言う。ごめんね凛驚かせたくって嘘ついちゃった。
河脇 凛
全然いいよ。私も会いたかったし。久しぶり2人とも(にっこり)
櫻井 たける
もしかしてこの2人がこのまま前言ってた東京の幼馴染?
河脇 凛
そう!2人ともかっこいいでしょ?優しくてバレーもできて私の自慢の幼馴染なの!
櫻井 たける
よかったね2人に会えて。
河脇 凛
うん!
黒木 泰吏
それにしても凛、また小さくなってないか?
河脇 凛
なってないー!クロが大きくなったんでしょ!
私たちは喋りながら体育館に向かった。中に入りすぐにアップを行なった。アップをしたら試合を開始した。
〜1セット目のタイムアウト〜
東海林 幹人
見ての通り向日葵はレシーブが完璧だ。こっちはたけると、花宮の速攻で攻めるぞ。たけるを囮として他の奴らも攻めまくれ。レシーブもしっかりな。
みんな:「ウッス!」
河脇 凛
それだと向こうの10番にたかるの速攻は追いつかれる。多分勝海は1番すばしっこい10番にたけるだけを追いかけてっていってくるから。
東海林 幹人
え?
河脇 凛
だから、たけるはそれを分かってて何回も打ちに行くこと!それかできたら打つときにちょっとだけ手を外側か、内側にねじってみて。
櫻井 たける
わかった。
河脇 凛
それから柿原君、勝海は柿原君が1番冷静で考えてやってるって思ってる。だから自分が思った方と逆の方向でブロックしてみて。もし、絶対にこっちだって思ったら自分を信じてブロックすればいいから。
柿原 湊
了解。
河脇 凛
あとはクロと勝海は1人時間差をやってくるときがあります。なのでクロが打つときはよく見てからブロックして下さい。
東海林 幹人
なんでそうだと言える。
河脇 凛
・・・幼馴染だから。誰よりも近くで見てきたから分かるの。あとは毎日各学校の情報を集めてるからかな。
東海林 幹人
おっし!んじゃー凛の言ったこともふまえて試合をやってみてくれ。
みんな:「オッス!」

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