美紀は祐希奈に手を引かれ、走る。
と、曲がり角を曲がった途端のことだった。
美紀の言葉を止めるように、祐希奈が口を塞ぐ。
また、美紀のことを引っ張り、祐希奈は走る。
長ーーーい廊下を走り続け、たどり着いた。
祐希奈がノックする。
この調子でどんどん回ってゆく。
そんなこと思ってる自分がやだ。
(なんかキャラ変わった…)
美紀は部屋に一目散に戻った。
案外、このままここにいても苦ではないと思うし!!
と、誰かが部屋をノックした。
(おっ、おはよう!?あ、私の中では昼なんだけど…)
ここにいたら面倒なことになると察した美紀は部屋を飛び出た。
ふと、黄緑色のドアに目がつく。
バンッ!
(まて……会話しずれぇ!!!wなんだこのぎこちない会話はーっ!!うん!はい!おん!って!!!!!おぃー!!、!)
この人と上手くいくのかな…?笑
終わり方がぁぁぁw迷子…
編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。