第5話

仲直り
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2017/10/21 06:01
花羽と勇輝が別れてから、私達は5人で遊ばなくなった。
だけど、私と山口と隼汰と勇輝はいつもと変わらなかった。
花羽を誘っても、勇輝が居るなら行かない。と言われてしまった。
他の男友達も交えて、10人くらいで遊ぶことだって多々あった。
それもそれで楽しかったし、山口は相変わらず優しく接してくれて、充実しているように思えた。
私は花羽と学校でよく話すので、仲は良かった。
花羽と勇輝は、お互い避けあっている。
私は、復縁して欲しいとはあまり思わなかった。
けど、前のように、また、5人で遊びたかった。
私は、山口と隼汰に相談した。
あなた

またさ、5人で遊びたくない??

山口ともや
山口ともや
遊びたい。楽しかったもん
東屋隼汰
俺も。でも、あいつらどうやったら仲直りするんだろう。
あなた

とりあえず、花羽と勇輝を遊ぶのに誘ってみよう!

山口ともや
山口ともや
じゃあ、俺が勇輝にLINEするよ。
私は、花羽にLINEした。
あなた

ねぇ、花羽。
明日遊ばない?勇輝も誘うけど。

齋藤花羽
齋藤花羽
嫌だ。勇輝と会うなんて、どんな顔していいかわかんないよ。
あなた

大丈夫だよ!また5人で遊びたいよ。
私が何とかするから、遊ぼ?

齋藤花羽
齋藤花羽
うん。わかった。
その時、山口からLINEが来た。
山口ともや
山口ともや
勇輝来るって👍👍
よし。これで私が仲直りさせれば、また、5人で遊べる。
〜次の日の放課後〜

私は、集合時間の5分前に到着した。
みんな、まだ来ていなかった。
最初に着いたのは、花羽だった。
その次に、勇輝が来た。
意外とあっさり元のように喋っている2人をみて、遅れてきた隼汰と山口は驚いていた。
私も同じだ。だって、私が何もしなくても、勇輝ほいつものテンションで花羽に喋りかけていたのだから。
ただ違うのは、もう、2人は恋人じゃないと言うこと。
齋藤花羽
齋藤花羽
前みたいに話せて良かった!
その日の夜も、花羽からLINEが来た。
あなた

そうだね!また遊ぼう!

とってもはやい仲直りだったな。
お互い避けていたのは2日間だけ。
もし、この時もっと時間が空いてたら、今のように仲良しでいれなかったかもしれない。
良かったな。
そういえば、私と山口の事、全然話せてなかったですね☺️

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