その時…
ーーーー前回の続きーーーー 帰り道 あや
嘘…でしょ…
あやが見た光景は…
シルクと先輩がKissしてる所…
なんで?
シルク…絶対そんなことしないって…
言ったじゃん…
ねぇ…なんでよ…ねぇ…シルクっ…
もうシルクの事信じられないよ…
だって見ちゃったもん…
もう…無理だよ…限界だよ…
もう…ヤダ…
ーーーー帰り道ーーーー シルク&先輩
はぁ…なんで断れないんだろう…
あや!?
あやがいた…走ってった…
だから俺は…
ーーーーあやの方ーーーー
なんで…
信じてたのに…シルクの事…信じてたのに…
なんでよ…ねぇ…もうやだよ…
大丈夫か?って分かってるくせに…
私がシルク達がKissしてる所見てたってシルク知ってるでしょ?
だって…私がもう無理だって走った時私のこと呼んだもんね…
それで追いかけてきてくれた…
私…シルクが先輩とKissしたこと謝ってくれると思った…
わざと私は何も言わなかった…
でも…何も言わなかった…
シルクは先輩とKissできて嬉しかったってこと?
なんとも思わなかったの?
私に悪いとは思わなかったの?
私…シルクが何考えてるのかわかんないよ…
シルクside
あや…ごめん…
先輩に無理やりKissされただけだ…
ホントは謝りたかった…
なのに…俺はなぜか言えなかった…
おかしいよな…彼女に悪いことしたってわかってるのに…
ほんと…なんでだろう…
でも明日…ちゃんと謝るから…
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!