ーーーー前回の続きーーーー
その時…
プルプルプルッ(着信音)
プープー(電話を切る)
ンダホside
シルクほんとありがとな…
お前のおかげで元気出たわ…
やっぱり俺…お前がいないとダメみたいだ…
七海が俺から離れてってやっと気づいた…
俺の事1番理解してくれる…最高の神友だって事を…
これからもこんな俺をよろしくな!w
シルクside
ンダホ元気出たって言ってたけどホントか?
電話越しだから良く分からないけど…
なんか無理してる…と思う…
明日…遊ぶって言ったけど…
まぁいいわ…
それにアイツが元気じゃねぇと俺…つまんねぇしな…w
アイツには笑顔でいてほしい…
神友として…
俺もアイツに助けたもらったことたくさんあったし…
そのお返し?としてなw
まぁ…こんな俺でもよろしくな!w
ーーーーシルクの家ーーーー
ーーーーンダホの家ーーーー
はぁ…ほんとシルクは優しすぎるよ…
勉強も出来るし…運動神経抜群とかちょっとずるいわw
それに俺の事元気づけようとしてくれるし…明日どっか行こうって…
そりゃあシルクがモテるわけだ…
はぁ…なんか七海達の事思い出しちゃった…
ほんとなんなんだよ…
ホントは告白されてるとこ見たくなかった…
すぐ帰るつもりだったのに…
ーーーー七海とりきやーーーー
ーーーー七海の家ーーーー
はぁ…私って最低だ…
ンダホは何も悪い事してないのに…
悪いのは私なのに…
ンダホが悪いみたいになってる…
ごめんね…ンダホ…
全部私が悪いのに…全部…私が…
悪い…
こんなの私じゃない…
こんな私なんていらない…
タヒにたい…
私がタヒんでも悲しむ人なんて…
いるの?
お母さん…お父さんは絶対私なんかいなくなって欲しいんだろうなぁ…
私なんか…邪魔者なんだ…
いつもいつも双子の姉に比べられてきた…
あっ…姉の事何も言ってなかったね…
姉はね…私と違って可愛いし異性からも同性からもモテるの…
勉強も出来ていつも学年1位だった…
だからいつもお母さんとかお父さんから褒められたりお小遣いを貰っていた…
それに比べて私は…勉強もできないし…モテないし…学年1位なんてとれないし…
そんな私にはいつもテストの点数が悪かったりすると殴ったり蹴ったり…
時にはご飯抜き…そんな私を姉は…
ずっと見ていただけだった…
助けてもくれなかった…
それに暴力を振るわれてる私を見て笑っていた…
そんな姉を私は恨んでいた…
タヒんで欲しかった…
だから…私は姉を…
殺してしまった…
あっ…もちろん誰にも言ってないよ?
はぁ…変なこと思い出しちゃったよ…
あっ…秘密ね?w
その時…
ピコンッ(通知音)
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。