ーーーー前回の続きーーーー
やっぱり…いると思った…
来てよかったよ…
私って天才?w
来てなかったらどうなってたんだろう…
これでやっとンダホがなぜ病室に入ってないのかっていう理由がわかった…
そんなの簡単だよ…
理由はただひとつ…
シルクと二人になりたいから…
先輩が考えることなんてこんなことだよ…
ガラガラガラッ
ガラガラガラッ(ドアを閉める)
ガラガラガラッ
ガラガラガラッ
ーーーー帰り道ーーーー
ーーーー雑貨屋さんーーーー ンダホ
楽しそう…
なんか可愛い…
あぁ〜ダメだって…
あやには俺よりかっこいいシルクが居るんだから…
俺…何がダメだって思ったんだ?
意味わかんない…
俺…どうしたんだろう…
な、なんで今ドキッとしたんだ?
ちょ、ちょっと俺今日おかしいわ…
はぁ…俺どうしたんだよ…
もしかして俺はあやの事好きなのか?
そんなわけねぇよな…
例えあやの事が好きだとしてもシルクから奪えないし…奪えたとしても俺には幸せになんてできない…
だって…
七海のことだって幸せにできなかったんだから…
ほんと最低だよな…
自分の好きな人が彼女になったのに幸せにできなかったなんて…
ほんと…俺何してるんだろう…
ほんと…俺って馬鹿だよな…w
まぁ…例えあやの事を好きになったとしても告白はしない…
しないのが正解なんだから…
編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。