前回までのあらすじ
とうとうお兄ちゃんに1人でしてるのがバレ
部屋に来たお兄ちゃんに対して僕のした事は
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空,入るよ、と声を掛けられお兄ちゃんが
姿を現した。──嫌だよ,見ないでよ。こんな僕
見ないで、軽蔑しないで、嫌わないで、という
自分勝手な思いがこみ上げ胸が苦しくなる
僕は泣きながらお兄ちゃんにまた謝った。
許されたい訳じゃない、嫌いになんかならない
そんな風に思って欲しくてもう正直に話した。
「好きだよぉ大好きだよぉ」泣きじゃくりながら
そう何回も言うとお兄ちゃんは頭を優しく撫で
「知ってる,気の迷いだろう。気にするな」とそう言った。僕はそんな事言われたいんじゃない
いつも僕の正直な想いははぐらかされる。
どうして、どうして。こんなに空回るの?
心にぽっかり穴が空いてしまったような気分だ
もう誰でもいいから僕を愛して。認めて。
そんな僕の前に現れたのは──...
……To be continued
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。