ある日俺達は呪われた
兄弟達の身体の部位が取れるという奇病にかかった
長男は指
次男は首
三男は足
五男は頭
そして六男が全て
4男の俺だけが助かった
そして兄弟達は自分の身体の部位が取れるたび
針と糸で縫い合わせた
しかしそれでも、どうしようも出来ない奴は
デカパンの所で入院した
4男の俺は他の兄弟達の介護をしてる
十四松の目にはなみだがうかんでいた
俺は十四松の腕に鎮静剤を刺した
十四松は、死んだように眠った部屋に戻るとカラ松
以外皆眠っていた
俺はカラ松の胸ぐらを掴んだ無意識に目からは涙が出た
カラ松は俺の手をそっと握りこう言った
俺は冷静になって胸ぐらを掴んでた手を離した
翌日俺は朝早くに目が覚めた
朝ご飯作って掃除したあとに病院か
こんな具合でやることが沢山ある
俺の横で十四松が天使の様な寝顔で寝ていた
十四松の頭を優しく撫でると眠たい体を起こして
台所へ向かう母と父は仕事で朝早いため朝食べた食器が乱雑に
シンクの中に置いてあった
食器を洗い昨日作ったかぼちゃの煮付けを冷蔵庫から出す
お湯を沸かして味噌汁を作る
炊飯器を開けて握り飯を作る
中身は梅、かつお節、たらこなど様々だ
朝一番に起きてくるのはチョロ松
次々と兄弟達が起きてきた
カラ松が立ち上がる
おそ松はカラ松肩を掴んだその時掴んだ指がバラバラと床に落ちたのである
おそ松はただ呆然とそれをみた
カラ松は悲しそうな顔をしながら指を拾い集めた
チョロ松はおそ松の指を一本一本縫い合わせ
安静にしてろと忠告した
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。