深夜の病院…暗い病院の廊下を懐中電灯をもって歩きながら患者の部屋を巡回する。
いいよねあんなブサイク結婚できて
くそニート達が奇病にかかってから、私は勉強して看護になったつーのに、ブス美なんかと同じ病院になって…結婚式にも呼んでくれなかったのになぁ
ケロッと久しぶりなんて言われて何が終わった〜よ先輩ぶらないでよ
ICUでトド松くんの、様子みてこよっかな
トト子はスキップしながら足軽にICU(集中治療室)へ向かった
防護服に身を包みトド松の様子を見る血圧
心拍酸素状況などをしっかりみる
トド松くん…早く目覚めて六つ子達が可笑しいのトド松くんが頼みの綱なの目覚めて
トド松の、手を握りしめる
ピクッとトド松の手が動く
トド松の手がピクッとまた動く
私はナースコールを押す
トド松はゆっくり口を開ける
トト子は足早にナース室へ行く
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!