俺たちは不幸だ俺たちは…あの日が、こなけりゃ
こんな目に遭わなくていいだろう?
一松の腕の傷は日に日に増えていき、チョロ松の目の下にはクマが、、俺は歌うことしか出来ない
ハタ坊から大量の資料、チビ太からは世に出回ってない薬、薬の管理は、チョロ松がして俺たちに飲ませてる。
その薬が合わなくてチョロ松が痙攣発作をおこした
いつも毒味はチョロ松自分が大変なのに危険を冒してまで、この奇病について熱心だ
それなのに、俺は何も出来やしない
一松が悲しい顔をして俺に言う何も出来やしない
俺は悔しかったお前はまだ出来るじゃないか
そんなことを言うなブラザー
ある日一松と話す機会があった。。。
皆が寝静まった深夜、あいつは、十四松を落ち着かせに行ってヘトヘトで帰ってきた
疲れてるんだろうなぁ…と思い、普通に話しかける
やっぱり、疲れてるんだな
俺は昔を思い出したつい昔のことを口走ってしまう
一松の表情はみるみる怒りへと変わる
俺はやつの心に気づかず話を続けてしまった
するとやつは大きな声出した
やつの目には涙が流れていた
俺は、やっと気づいた
取り敢えず落ち着かせるために
と言った
一松はごめんといい涙を拭った
俺はこの悲しい物語を終わらせる俺たちのLIFE(人生)だと
一松は只黙って聞いていたそしてこう言った
悲しい顔は変わらないそのまま一松は去っていく
ブラザー…
どうやら、響かなかったようだ
大量の資料こんな紙くずに何がわかるんだ
大量の闇の薬俺たち六つ子はこんなので治りやしないあぁ変えられるのはお前なんだ一松
翌日病院へ行く相変わらず、トド松所へ目覚めたからといっても鎮静剤で眠らされてる
俺達も必死に声をかけたがまるで、反応がない
あぁトド松目覚めてくれよお前がいなきゃ始まらないんだ
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!