前の話
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これが 私と瑳来の 毎朝のやり取り。
私は 瑳来の 上に 乗りかかる 。
そう言うと やっと 瑳来は 体を起こした。
私は 瑳来を立ち上がらせ 背中を押した 。
ブツブツ 文句をいいながら 瑳来は 着替え始めた。
五分もしないうちに 瑳来が言った
私は鞄を持ち 瑳来の部屋を出た。
瑳来も 後に続いて 出てきた。
私は 瑳来のお父さんに 挨拶をして外に出た。
瑳来が 出てくると 私達は 横に並んで 歩き始める。
幼馴染み 瑳来は そう思ってるから 私は隣にいれるんだな…
と 心の中で 思っては 空を見上げ 切なさと もどかしさを 感じながら
毎日学校に行く。
でも いつかは手を繋いで歩きたい とずっと願っている。
そんな日は来るのかな …
って、 考えているうちに 学校についてしまった 。
私は 元気に振る舞い 昇降口へと向かった。
瑳来も 苦笑しながら 後に続く。
そして、 今日も 1日がスタート する