今頃...
なんで昨日、あんな言葉を送ってしまったんだ
ホントは、良かったなんて思ってない
嫌だ
俺は!
羽風「守沢!?ど、どこ行くんだ?!」
守沢「あなたのとこに行ってくる!」
羽風「...ハァー恋してるねー」
全力で走った
たぶん屋上にいるはず
絶対に気持ち伝える
たとえ高峯のことを好きだったとしてもだ!
守沢「あなた!」
屋上のドアを勢いよく開けた
そこには高峯しかいなかった
高峯「先輩...遅いっすよ」
守沢「あなたは...?」
高峯「3年教室に行きましたよ」
守沢「あ、ありがとう!」
3年教室に行ったのか
すれ違ったのか
また、全力で走った
教室の前にあなたがいたから
大きな声で
守沢「あなた!」
貴方「守沢先輩!」
俺達は駆け寄って
守沢・貴方「あのな!」「あの!」
守沢・貴方「あなたが」「先輩が」
守沢・貴方「好きだ!」「好きです!」
え、今、あなたも俺のこと好きって
言ったのか?
守沢「も、もう1回言ってもらえないか?」
貴方「へ!?...先輩が、そ、その...好きです!!///」
守沢「あなた抱きしめてやろう!」
思いっきりあなたに抱きついた
こんなに嬉しいことはない
羽風「ちょっとリア充見せつけないでくれる?w」
瀬名「はぁー?昨日の今日でもう、この展開?以外に千秋って大胆」
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。