お手洗いに行くって言って
レッスン室から出た
逃げた
高峯は本気で...好きなんだ
あんな、本人の前で可愛いとか言えない
思ってても、言えない
ハァ
ヒローとして失格だな
逃げるなんて
深海「ちあきすきなんですね〜」
守沢「え?!」
深海「さきょうさんのことですよ〜」
守沢「なぜそれを...!?」
深海「わかりますよ、三年間一緒なんですよ?ちあきのことはなんでも、わかります〜」
守沢「俺って、わかりやすいのか?!なぁ!教えてくれ奏汰!」
深海「へへっ、とてもわかりやすくて、こころのなかでわらってましたー」
守沢「えー!?いつからなんだ!俺は今日気づいたんだ!あなたが好きだって」
深海「えーーー( ☉_☉) パチクリ。きょ、きょうですかー?ちあきはさきょうさんと初めて出会った時からすきなんだとおもってずっとみてましたよー」
守沢「なっ!?そ、そんな前から...俺は顔に出てたのか俺はー!!」
深海「へへっちあきおもしろいです〜」
守沢「面白いのが俺の取り柄だからな!って違うぞ奏汰!まったくおもしろくないぞ!?」
深海「これから大変ですね、高峯君もさきょうさんのこと好きみたいですし...」
奏汰
なんでそんなに鋭いのだ...
奏汰の意外な一面を
見た気がする
深海「ボクはちあき応援しますからね〜ぷかぷか〜ぷかぷか〜」
守沢「あぁ、ありがとう奏汰!」
深海「へへっよかったです〜(つらいかおから元に戻って)」
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。