第14話

絶体絶命
238
2017/11/13 14:36
真影
くっ...まさかこの俺が、ここまで追い詰められるとはな...。
世詩流は、ゆっくりと二人に歩み寄っていく。
世詩流
さあ、もう逃げ場はありませんよ。真影、そしてあなたさん。
真影
ぬう...あなたさん、絶対に俺の背から離れないでくださいね
あなた

っ...はい。

真影
大丈夫です。必ず俺が守ると言ったでしょう。...あなたさんだけは、絶対に守ります!
世詩流は立ち止まった。
世詩流
かっこいいことを言ってくれますね。...ですが、もう行き止まりです。諦めてください。
真影
諦めるものか!貴様らなんぞにはあなたさんは渡さん!
世詩流
渡す必要はありません。この距離ならば...ワタシの手裏剣は届きます。
世詩流は手裏剣を構えた。すっとあなたの方を向き、手裏剣をあなたの方に向ける。
あなた

...っ!(ダメ...この人にやられる...?)

世詩流
おやすみなさい、あなたさん。戦国武将の妹として生まれた、ご自分の身を恨むことです。...覚悟!
世詩流は複数の手裏剣を同時に投げた。

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