第25話

世詩流の気合い
212
2017/12/13 00:24
音成(複数)
(一斉に)せーの!火遁の術!
音成達は一斉に火薬玉の導火線に火をつけた。そしてそれを翔ノ助と藍井に向かって投げた。
翔ノ助
くっ。全部斬ってやるぜ!
藍井
僕も普段はサーチブレインだけで刀は使わないけど、今回ばかりは仕方ないね!
翔ノ助と藍井は刀で火薬玉を斬っていく。いくつか弾き飛ばし、あちらこちらで爆発した。
翔ノ助
(斬りながら)だっー!たあ!
藍井
よっと...。
そして弾き飛ばされた火薬玉が3つ、ロストムーブにより動けない世詩流、あなたのところにまで飛んでくる。
世詩流
あっ...!火薬玉がこっちに...!...っ、どうして動けないんですか!
時宗
...っ、あなた!!
カミュ
おっと...よそ見はダメだぞ?時宗。今、お前は俺と戦っているんだ。どうせ奴らは俺のロストムーブで動けまい。ただ、死んでいくだけだ。
時宗
くそっ...!お前!!
あなた

(あっ...火薬玉がこっちに...体は動けないし、私このまま死んじゃうのかな...。)

あなたは死を覚悟し、思わず目を閉じた。
世詩流
...っ、くそ!こんな...こんな術、なんて!!はああああああっ!!
ばっ。
あなた

えっ!?

カミュ、時宗
な!?
世詩流はなんと、気合いと意地で自身にかけられていたロストムーブを破り、あなたの前に立つと、手裏剣を火薬玉に向かって投げた。

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