第34話

一時休戦
213
2018/01/19 05:18
光男
あなた!無事か!?
あなた

え!?お父様!?

あなたと時宗の父、光男が現れた。
光男
お前のことが心配でな!いてもたってもいられなくなって...
カミュ
一ノ瀬時宗の父、一ノ瀬光男か...ちっ、おい、アジトに戻るぞ、音成、世詩流
音成
えっ!?
世詩流
カミュ?
カミュ
俺は別に一ノ瀬光男には用はない。...俺が恨んでいるのは一ノ瀬時宗だ。...それとも、また俺の言うことを聞かないというのか?俺の任務に背いたお前らが。今度また反抗したら、俺がお前らに何をするのか分かっているな?
音成
...分かったよ。頭領
世詩流
...了解しました
藍井
ちょっと、まさか逃げる気!?
カミュ
ふん。今回は命びろいしたな、女。だが次こそは暗殺してやる。...そうだ、術も解いていってやろう。
パチンッ。
あなた

あ...体が動いた...

カミュが指を鳴らすと、あなたと時宗にかけられていたロストムーブが解け、二人は動けるようになった。
時宗
...カミュ!
直後時宗はカミュに向かって刀を構えながら走るが、
カミュ
...ふん。ではまたな。
と言い、カミュは屋根から飛び降りて逃げた。
時宗
...くそっ!
音成
...じゃあ、俺たちも戻らないとね。皆、またね!
世詩流
...それでは。
音成と世詩流もカミュの後を追って逃げた。
真影
なっ、俺たちも追いかけ...
藍井
待った、真影。...次の任務の時間だよ。僕たちもアジトに戻らなきゃ。
翔ノ助
はあっ!?んだよそれ!?
藍井
時間は時間。仕方ないでしょ。...時宗さん、あなた様。鳳流も逃げ出しましたし、僕たちはこれで。...しかし、あの様子だとまた鳳流の奴らがあなた様の命を狙ってくるでしょう。なので、僕たちは引き続き、あなた様をお守りしていきます。
時宗
はい。どうぞよろしくお願いします。
光男
あなたをよろしく頼む。
藍井
...じゃあ、一旦アジトに戻るよ、真影、翔ノ助。
真影
了解しました。...ではあなたさん、また後ほど。
翔ノ助
分かったぜ!...またな、あなた。
あなた

あ、はい...。

早乙女流の忍者達も帰っていった。
時宗
...はあ、とりあえず...あなたが無事で良かったです。
あなた

あ、兄様、お父様も助けに来ていただいてありがとう...。

光男
どうってことはないさ!...心配なのは...これからだな
3人はうなずいた。しかし、本当の戦いはこれから始まるのだ。
物語は、続編へと続く

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