プリ小説

第5話

新しい友達と杖
「レクレアさん…」




「レクレアでいいよ。それと全然タメでいいよ
俺達、年が近いっぽいし?」




イタズラまじれに白い歯を見せてレクレアは笑う。

今はある場所に向かう為、レクレアの箒(ほうき)に
乗って空を飛んでいた。




「そ、そうだね
あのさ、レクレアって何でも知ってるの?」




「んー。この世界の大抵なことは知ってるよ
歴史とか今起こっていることとか。

あっそうこうしてる間に着いたね」




「えっ!!此処って……学校?」




「うんそうだよ?
何も知らないでこの世界を住むのことは無理だからね」




そう言ってレクレアは箒を立てる。

私は学校がある事に少しだけ不安を抱えていた
でも反対に嬉しさもあった。




「じゃ、この先行ったら学校の先生が居るから
その人に従ってね制服も渡してくれるから」




「うん分かった!!行ってくるよまたね!!」




そして、レクレアに手を振って学校への道を歩いた。
_____




ただひたすらこの一本道を歩くと
そこには大きな門が。




「なにこれ……見上げても高い……てか学校も大きい!!」




学校のエントラスに踏み込むと広くて豪華だった。
さっき見た外見からすると中高一貫校の様に見えた。
ついでに言うならば寮もあったような気がした。




「貴方があなたさん?
はじめまして私は此処の理事長のエミリアです。」




「は、はじめまして!」




優しそうな外観から雰囲気がよく感じた。




「レクレアくんから全て聞きました。
まず、この学校の制服に着替えてもらいます。」




そう言って連れて来られた所に制服が置かれていた。

丸襟のブラウスと薄茶色のワンピース型の制服だった。




「よく似あってますよ」




ニコニコと笑顔で私を見る。
それがなんだか恥ずかしくて、顔が俯く。




「ありがとうございます……あの、これから
教室に向かうんですか?」




「ええそうよ。
教材は自分の机の上に積み上げてあるから」




「はい」




元気よく返事をすると
廊下を歩いていた女の子に校長先生が声をかける。




「貴方いい所にいました」




「こ、校長!?私は用事があるので失礼します」




「何怖がってるんですかレミレアさん」




「そんなことはっ!!」




ワタワタして冷や汗を出す女の子
校長先生が今どんな顔をしてるのか想像するだけで
私も冷や汗が出てきそうだ。




「教室までこのあなたさんを案内してほしいんです
彼女はレミレアさん貴方のクラスメイトよ」




「あなたですよろしくね」




「あっ!新しいクラスメイトって貴方ね!!
校長先生それ先に言ってくださいよ!

私クルド=レミレアだよレクレアの妹!!」




「え……レクレアって森にいたあの人!?」




「そそ!レクレアはあそこで何かしてるみたい
何だけど教えてくれないんだよね……

でも一応学校関係者だから心配ないよ」




「じゃ、皆知ってるんだね?
すごいねレミレアのお兄ちゃん」




それほど嬉しかったのかデレデレのレミレア。




「レミレアさんは優しい人ですので心配いないでしょう
あなたさんこれは貴方の杖です」




渡されたのは長細い箱だった




"杖"と聞き少しだけ舞い上がる私。
でもこの場で大袈裟に喜んだら別の世界から来たと
思われてしまうと思い、グッとこらえた。




「ありがとうございます!!」




「あなたのそれ……見たことない箱だ……」




「皆のと箱が違うのかな?」




「お店の関係とかで箱が違ったりするけど
その種類は本当に見たことないよ」




「校長先生なんの杖ですか」




私は先生に問い詰めた。




「その内に分かるから大丈夫ですよ
皆さんと同じ様に扱ってください」




笑顔でそう答えられると嘘を言ってるようには
見えなかった。
隠すように言う言葉が気になったのは胸の内に隠した。

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まめ子
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