第13話

話は勝手に、とんとん拍子⁈
51
2017/11/14 11:18
私、天野直美、15歳。
高校1年生の女の子。

前回の続きから…
興味の無い方は、スルーしてね。



それから、又…1週間ほど経ち…

学校から出された宿題も、全て片付けて…
久しぶりのゲームセンターへ来てみた。

そこで、
あまり会いたく無いと思っていた
和也くんに、偶然、逢ってしまった…。

だから、この前、沙織里さんに
偶然逢った話をしたら…

『お前にまで、言ったのか〜』

だなんて…
私の他にも、言われた人、いるんだ〜

『まぁ、な、でも、そう言われるのって…
嬉しく無いか?』

『お前…変わってるなw』

えっ⁉︎
そうかなぁ〜⁇
なんて、考えてたら…

『そうだ‼︎ 海、何時行く⁈』

……私の怖れていた話題を持ち出して来た。

だから、逢いたくなかったのよねー
なるべく、考えない様に、してたのに…

『そうだょな〜』って…
言葉を濁していたら…

『今から、友達呼んで、決めようぜー』

だなんて…言って、
サッサと携帯出して、何かを打ち始めた…

ええ〜⁈
ちょっと⁉︎
もう…どうして、男の子って…
そう行動が、早いのよ〜⁉︎

私が、何か言わなきゃと、
焦っている内に…

携帯をポケットにしまって、
『アイツら、今からコッチ来るってさ‼︎』

だなんて…⁉︎

和也くんは、友達来るまで、
此処で、ゲームしょうぜっと促し…

私は、と言うと…
完全に、パニックを起こしていた…。

和也くん以外の男の子に会うなんて…
そんな、怖い事…出来ないよ〜💦

でも、逃げる訳にもいかず…

結局、和也くんの友達が来るまで…
ゲームに付き合う事に…

それから、
約1時間くらい、経っただろうか?

まだ、現実感が無い
私に気付かない、和也くんは、
友達が来た事を告げた…

其処には、
3人の男の子が立っていた。

和也くんが、男の人達を
紹介してくれたんだけど…

なんか、私…
ボーッとしていて、良くわかんなかった。

後で、みんなの話を聴いて、
やっと、判ったんだけど…

私は、ちょっと紹介される度に、
『天野です。よろしく。』
って…返事をしていた。

だって、こう言う時って…
なんて言えば、良いのか?
解らないんだもの…
しょうがないわよね〜

それから、
私達は、近くのpoemと言う、
喫茶店に、場所を移し、
それぞれに、アイスコーヒーを注文した。

ひと息ついて、早速、
和也くんが、例の話題を持ち掛けた。

『なぁ、何時、海、行くんだょ。』

『もぅ直ぐ、お盆だし、
その前に行かないとなッ。』

稔(みのる)と言う人が、
隣に座っている
尚人(なおと)と言う人に話しかけ、

『そうだなぁ〜…で、何時が良い。』

予備の椅子を
引っ張って来て、座っている。
浩(ひろし)って言う人に
尚人と言う人が聞いた。

『うーん、そうだなぁ〜。
おぃ、何時にする。』

今度は、浩って人が、和也くんに
話を振って…

バトンを渡された和也くんは、
イヤ〜な顔をしながら…

『お前らなぁ〜。海、行く気
本当に、あんのかょ⁉︎』
…なんて拗ねた。

『あるに決まってるじゃん‼︎
ただ、もぅ直ぐ、お盆だし、
あんま、時間ねぇ〜と思ってさ。』

そう尚人くんが返事をすると。
稔くんが、
『そうなんだょなぁ〜
…なんで⁈もッと早く
連絡して来なかったんだょ⁉︎和也』

『しょ〜がねぇ〜だろ〜。
姉貴に捕まってたんだからよ〜‼︎』
ムッとしながら…返事をする。

『またかょ〜…』
なんて、笑いながら、言った
浩くんに、
更に、プーッとフクれながら…
『うるせ〜なぁ〜良いだろ〜‼︎』
と、声を荒げた時…

ウエイトレスのお姉サンが…
爽やかに、
アイスコーヒーを持って来た。

みんな、喉が渇いていたのか?
直ぐにストローに口を付けて、
半分くらい、一気に飲んでた。

ひと息ついてから…

尚人くんが、
『…で、何時にするんだ?』

『明日からってのは、どうだ⁈』
稔くんが、答えると、

ストローを口に咥えたまま、
もごもご、浩くんが言う。
『ちょっと、早すぎねぇ〜⁈』

『場所は、どうするんだょ⁈』
和也くんが、割って入って、

『昨年と同じで、良いんじゃないか…』
って、投げやりに稔くんが答えて、

『うぇ〜⁈また、あそこ行くのかょ〜⁈』
なんて、浩くんが、
大袈裟にリアクションしながら叫ぶと、

『海なんか、何処行ったって、同じだょ。』
と、アッサリ、尚人くんが言って。

和也くんと稔くんが、
そうそう、って頷いて、
浩くんは、仕方無く、黙ってしまった。

『場所は決まりだな。』
と、ニヤリと笑った和也くん。

『…で、何時、行くんだ⁇』
っと、稔くんが聞いて…

『2日後って、のは⁈』
と、尚人くんが言うと…

みんな、考え込んで…
暫しの沈黙の後…
『じゃあ、3日後は?』和也くんが言うと、

みんなは顔を見合わせながら…
うなずき合い、

『で、何で、行くんだ⁈』
と浩くんが…

『昨年と同じで、良いんじゃねぇ〜の⁈』
と、尚人くんが言って…

『そうだな。』
って和也くんが目配せして、
確認取った後…

私、以外のみんなは…

『じゃぁ〜、よろしく』って、
稔くんに、言った。

稔くんは、コップの氷をカリカリ
食べながら…
『おぅ!』って、返事をして…

私は、何の事だか、
さっぱりわからないまま…
話は付いたみたいだった…



今日はココまで、
読んで下さった方、
ありがとうございます。
感謝します。

続きは、マタ…







プリ小説オーディオドラマ