第23話

【大ピンチ‼︎】
63
2018/04/24 14:15
【ちょっぴり複雑な関係】

私、天野直美、15歳。
高校1年生の女の子。

前回の続きから…
興味の無い方は、スルーしてね。





次の日
何時ものように、駅のコインロッカーに
男物の服の入った紙袋を入れていた時だった…

何故かは知らないけど…
和也くんを見かけた。

それが、変なの…

あっちこっちキョロキョロしていて
誰かを探している様子…

私は、和也くんに見つからないように
急いで、その場を後にして、
学校へ向かった。

どうして駅なんかにいたんだろ…?


その日の昼休み、
冴子と由紀が、この前のクラブで
ナンパした男達の話で盛り上がっていた。

どうやら彼女たちは、
あれからも、彼等と付き合っているらしい…

『それよりさぁ〜
直美は、どうしたのよ〜あの人と…?』

いきなり私に話題をフッて来た。、
『え⁈』

『そうそう、彼、結構、良い人ぽかったよね〜』
と、冴子…何やら変な目を私に向けて来た。

『ねぇ⁉︎ 直美〜彼からTELあった?』
と由紀…ニヤニヤしている…

『ぅ、うん、TELはあったけど…』
なんか、彼女たち、変…
私が、正直に答えると…

『やっぱりね〜。彼ってさぁ〜
きっと、直美の事、好きなんじゃない⁉︎』
と、冴子も、ニヤニヤしている…

『そうそう、絶対、そうだょ〜笑笑
良かったじゃん!直美〜』

2人で、ニヤニヤしながら、私を見る…

なッ⁉︎…
何なの⁈
この子たち⁉︎
何が、言いたい訳…⁈

『彼と、もう、デートした?』
冴子が、にじり寄って来て、

そッ、そんな⁉︎冗談じゃない⁉︎
私が、急いで首を横に振ると…

『えぇ〜〜何で〜〜勿体無い〜〜⁈』
2人同時に叫んで…

少し、いきなりで、
ちょっとビックリしたけど…

勿体無いってどう言う事⁈

だいいち、何で、好きでもない相手と
デートしなきゃならない訳…と、考えていたら…

2人が、ギャーギャー私に噛み付いて来た。

どうせ遊びなんだし〜
相手が誘っているんだから…
別に遠慮する必要無いんだから…
付き合っちゃえば良い、とか…
もう少し肩の力抜いて、
色々な経験積んだ方が良い、とか…

まったく、失礼しちゃう…

だいたい好きでもない人と
遊び感覚で、付き合えるなんて、
私には、ちょっと、どころか、
出来そうもない…

なぁ〜んか、
自分とは世界が違うって言うか、
他の女の子も、そうなのかなぁ〜
冴子と由紀みたいに、遊び、なのかなぁ〜

もし、そうなら、
私、だけ、遅れてるのかな〜…。


そして…
何時ものように、時間は立ち、
放課後…

私は、ちょっと暗い気持ちで、
駅のコインロッカーに向かった…

だって、少し考えてしまうもん…

もし…冴子と由紀みたいに、
男の子達と気楽に、遊びで付き合うって、
娘たちが他にもいたら…

本当の本気で、真面目に恋している
和也くんが…可哀想…

もちろん、和也くんの好きになった
女の子が…そんな事をするとは限らないけど…

でも、女の子の世界を、
まだ、半分も知らない私にとっては、
ちょっと心配になっちゃう…

和也くんが…
そんな事知ったら、
ショック受けるんじゃ無いかなッて…

溜息を吐きながら、
コインロッカーのある場所まで、
行こうとしたら…

和也くんが…いた…

今朝と同じ様に…
辺りをキョロキョロ見回しながら、
誰かを探している…

和也くん…?

私は、なるべく和也くんに見つからない様に
コインロッカーを開け紙袋を取り出すと
一目散に駅から離れた…

だって、もし…トイレから…
出て来た所を、
見付かってしまったら…



その日は、取り敢えず、
男の子になるのをやめて…
少し、ショッピングして、家に帰った…

どうして、和也くん…
駅になんか、居たのかな〜?

友達と、待ち合わせでもしてたのかな〜?

なんて、
呑気に考えていた私だったのだけど…


この日から、
駅で、男の子に変装する事が…
出来なくなったの…


理由は…
和也くんが…毎朝と放課後…
駅に来て…
ウロウロ、キョロキョロしてたから…

和也くんが…何故、どうして、
駅に来ているのかは、
中々、聞出すチャンスに恵まれず、

私の方も、
文化祭の準備で、少し、忙しくなって…

和也くんにLINEやら、
会いに行く暇が……、取れなくて…

連絡つかないまま、
時間だけが過ぎた…

そして…そのまま…
文化祭…
前日の放課後…

私は、やっと、何とか文化祭に出品する
作品も仕上がって…

部活のみんなと
作品を展示し終わって…
久しぶりに、駅に来てみた…





ごめんなさい…
今日は、ココまで、
読んで下さった方、感謝致します。
続きは、マタ……






大変長らくお待たせ致しておりました(^^;)

続きを出そう出そうと

かなりの月日が流れてしまいました(-_-;)

物語の内容を思い出したい方は、

ページの🔝(TOP)のタグから

行ける様になると思うので😅

そちらの話を読んでから

今回の話を読むと理解出来ると思います。


成る可く頑張るので、

次回もお楽しみに…




尚、質問、疑問、感想など

繊細やお問い合わせは

コメント欄にてよろしく\(^^)/

ありがとうございましたm(__)

プリ小説オーディオドラマ