第6話

哀しみは再び
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2017/10/22 03:04
顔真っ赤にして…
照れてるの、可愛い…と考えつつ
こういうのは素直に受け取るべきかな、と思って
ありがとうございます、大切にします‼︎
とだけ伝える。
モトキ
うん。
じゃあ、体育館に戻ろうか‼︎
あなた

あっ…えっ。
そういえば、モトキさんずっと会場にいなくて大丈夫だったんですか⁉︎

あなた

(リスナーでしかない私はいなくなっても問題はないけど
モトキさんはメンバー。
騒動になってたりしないのかな…?)

モトキ
大丈夫👍
ちゃんと手は打ってあるから心配しないで、ね?
一体何と言って抜けてきたのだろう…?
疑問に思いながら体育館へ向かう。
あなた

第3試合目ぐらいは出れるかな…?

一緒にいるところを他のウオタミさんたちに見られたらまずいよね、ということでモトキさんとは一旦別れ、
そっとドアを開ける。
しかしさっきまでの熱気はなく、覗いてみるともうメンバーはいなくなっていた。
あなた

え…?
間に合わなかった…?
嘘でしょ…

呟いてみるが応えてくれる人はいない。
私はドアのところに突っ立ったまま、まだ興奮冷めやらずといった様子で帰り支度をする人たちを眺めていた。
あなた

帰ろ…

気付けばそこには誰もいなくなっていて、
1人取り残された私は、さっきまでの時間は夢だったのだろうかと考えながら体育館に背を向け歩き出した…

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