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第4話

リレー
リレーがスタートした。

私の前には4人の選手がいる。
私たちのクラスは、今3位だ。

前走者が見えてきた。テイクオーバーゾーンの入り口に立って構える。
不安と緊張に押しつぶされそうになりながら。

「あなたちゃん、よろしく!」

そう言われてバトンを渡される。

よし!

私は走り出した。



膝の痛みなんか忘れて、ただひたすらに走った。残り半分くらいの時、前に走っているクラスに追いついた。

私、抜ける!!

そう思ってスピードを上げる。


その時だった。


ガクンッ


…え?

視界に地面が映る。左膝に痛みが走る。


ザザァーッ


私は転んでしまった。痛くて立ち上がれない。
泣きそうになる。


私の横を、他のクラスの人が走って行く。
賢人
あなたっ!!頑張れ!!
前の方から、賢人の声がした。
賢人
あとちょっとだ!頑張れ!!
走らなきゃ!

私は立ち上がった。




痛みを堪えながら、全力で走る。

賢人にバトンを渡す。
賢人
よく頑張った!あとは俺に任せろ!
私は医務室に運ばれた。

左膝と、擦り傷の処置。

私はずっと泣いていた。私が最下位になってしまったのに、賢人が1位になれるわけがない。

私のせいだ…。

罪悪感が私の頭を渦巻いた。



そうしていると、賢人が医務室に飛び込んできた。
賢人
あなた、いますか?
あなた

賢人!

私を見るなり駆け込んで来る。
賢人
お前、そんなに泣くほど痛かったのか?無理させてごめんな。
あなた

違うの。私のせいで…私なんか出なきゃよかったのに…

賢人
あなた!!
あなた

…?

賢人
心配すんなっつったろ。
俺、1位獲ったんだよ!!!!
あなた

…え?

賢人
ほら!
賢人の手には、堂々の金メダル。
あなた

すごい…っ!

また涙が溢れた。

眩しすぎるそのキラキラした笑顔。
私はそれを貴方の隣でずっと見ていたい。
あなた

賢人…

賢人
何?
賢人の目を見て、私は言った。
あなた

賢人のことが好き。