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第14話

帰り道
千秋先輩
 あなたちゃん、一緒に帰ろうか。
後ろを振り返る。

そこには、千秋先輩が立っていた。
あなた

ち、千秋先輩…?

千秋先輩
一緒に帰っちゃだめ?
べ、別に大丈夫だけど…
あなた

どうしてですか?

千秋先輩
…まあ、ね。
何か、誤魔化された気がする…。
千秋先輩
ほら、帰ろ。
先輩は、私の手を握って歩き出した。



…え?

困惑を隠せない。



すると、先輩が振り返って言う。
千秋先輩
やわらかいね。あなたちゃんの手。
あなた

いや…。

曖昧な返事しかできない。

そんな私を見て、先輩は笑う。
千秋先輩
相変わらずかわいいなぁ。あなたちゃんは。
か、かわいい…?

ずっと夢見ていた言葉だった。今までは。

この前から先輩は何かおかしい。



手を引かれたまま、学校を出て駅に向かう。


流石に改札の時には手を放してくれて、再び繋がれることはなかった。

先輩の家と、私の家の最寄駅は同じ。

私たちは満員電車に揺られていた。

先輩の胸と、私の頭はぴったりくっついている。

賢人に慰めてもらった時の体勢みたい。

でも、確かに違うのは、安心するあの匂い。

千秋先輩も、いい匂いがするけど、柔軟剤よりももっときつい色気のある匂い。



賢人の匂いの方が好き。

そう思った。



結局、先輩は家の前まで送ってくれた。