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第17話

看病
「ちょっ…あなた…来てくれないか…?」





苦しげに、かすかに聞こえる声。



賢人⁈



辺りを見渡すと、賢人が家の二階から顔を出していた。



頭の高さ的に、立ち上がれてないと思う。
あなた

賢人…⁈大丈夫⁈どうしたの⁈

賢人
ちょっと…来て…ごめん…
そういうなり、賢人の声は小さくなり、聞こえなくなった。



急がなきゃ!



私たちは、何かあった時のためにお互いの家の合い鍵を持っている。


自分の家に飛び込んで、賢人の家の合い鍵を探した。


あった…!


見つけるなり、走って賢人の家に向かう。

ガチャ

ドアを開けて、二階に駆け上がり、賢人の部屋に行く。



そこには、ラグの上に横たわり、苦しそうにあえぐ賢人がいた。




私は駆け寄る。



前髪を振り乱し、顔は真っ赤で、眉をひそめている。




額に手を当てると、


あっつ!


これ、やばくない?



あなた

賢人…!私来たよ!大丈夫?

私の呼びかけに応えようと、賢人はうっすら目を開ける。
賢人
あぁ…ごめん…ちょっと……だいじょうぶ…じゃないかも……
いやいや、ちょっとじゃないから!
あなた

座れる?大丈夫?

賢人
ああ…
私は賢人の腕を自分の肩に回してあげて、起き上がらせる。身体がすごく熱い。


近くにあったソファーに賢人を寄りかからせ、私は言う。
あなた

下から水持ってくるから!待ってて!

私は賢人の部屋を出て、階段を降りる。

賢人の家は、小さい頃から何度も来てるから、どこに何があるかなんてすぐわかる。

冷蔵庫から500㎖ペットボトルを出して、ついでにタオルを濡らして、二階に戻る。
賢人
あぁ、ごめん。
あなた

さっきから謝りすぎだから!はい、水。

私は賢人の隣に座り、水を飲ませる。
苦しそうな息づかいが、少し落ち着いたようだった。