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第20話

看病。そして。
一階に降りて、お粥を作ろうとした。


でも、

人の家の食材勝手に使っちゃだめじゃない?


そう思って、一旦家に帰ることにした。


お母さんに事情を説明すると、

「だったらうちに来て一緒にご飯食べればいいじゃない。」

と言われた。


でも、

「熱があるのにわざわざ外に出させない方がいいよ。」

と言うと、お母さんも納得した。

私服に着替えていると、おばさんからLINEが来た。

《仕事が終わりそうにないから、オフィスに泊まることになりました。あなたちゃん、もしまだうちにいたら、帰っていいわよ。迷惑かけてごめんね。》

じゃあ、お粥届けたら帰って来るか。


《はーい!大丈夫ですよー!》




お粥を作って、鍋を持って再び賢人の家に行った。

たくさん作ったから、一階で一食分の量を器によそって、二階の寝室に入った。

賢人はまだ寝ていた。



けど…
賢人
ん、…ん?
あ、起きた。

その顔はさっきよりもすっきりとしている。
あなた

ご飯食べる?

賢人
おう。作ってくれたのか?
あなた

味の保証はないけど。笑

持っていた器を賢人に渡す。

渡そうと、する。
賢人
え?
あなた

え?

困惑されるのは予想外だった。
あなた

なに?

賢人
いや…
こういう時って、食べさせてくれるんじゃないの?普通。
それってあーんってしろってこと?
賢人
食べさせてよ。
賢人は、いつもの笑顔を見せる。
でも、その奥には真剣な表情がある気がした。



仕方なく私は一口分をスプーンですくって、賢人の口に運ぶ。
あなた

えっと…し、失礼します…

うわ、めっちゃ恥ずかしい。
賢人
ん、うまい。
至近距離でそう言われる。

顔が真っ赤になっているのを隠すために、私は俯いた。
賢人
ありがとな。俺もう平気だよ。
あなた

おばさん、今日は帰ってこないって。
下にお粥まだあるから。私、帰るね。

そう言って、荷物を片付けて帰ろうとした。
賢人
ちょ、ちょっと待って。
振り向くと、

賢人にキスされた。


「ん、ん…⁈」



何度も口づけされる。

この間とは違う甘いキス。



くすぐったいよ…



しばらくして、私たちは顔を離した。
賢人
俺さ。やっぱり無理だ。
ドラマみたいにとか、柄じゃねーから。
賢人の顔が赤くなっていくのがわかった。
賢人
俺の彼女になってくれませんか?
小さい時から、一生懸命でかっこいい賢人を見てきた。
私に対する優しさや温かさを何度も感じてきた。



だから…
あなた

はい。よろしくお願いします。

2人で笑う。お互いに顔が真っ赤でおかしい。




賢人が私を抱きしめる。


その体はまだ熱いけど。



私の体も熱い。

これは誰かさんの告白のせい。