第13話

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2017/10/25 14:05
「俺についてきて。」
遊はもう私の知っている遊ではなかった。
不気味にニッコリ笑う遊に嫌だと言いたかったけどそんな勇気は私には無くて、黙り込んでしまった。
すると、小型のナイフを遊は出してきた。
遊はナイフを私に向け、眉をあげた。
何も喋らない遊はよりいっそう怖く、震えが止まらなくなり私は身を守るため遊に
「わかった。」
と震え声で答えた。
すると、遊は満足気に笑った。
遊、もう辞めて。

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