第2話

君との出会いPart1〜優月編~
28
2017/10/21 14:57
翔馬と出会ったのは確か今日のように
ものすごく暑い日だったな…



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「あっつーい」


-今日は全国的に猛暑となるでしょう-

小さな画面がそう告げている

なんで朝からこんなに暑いかなー??
そう考えながらしぶしぶ制服に着替える

そう!私は今青春真っ只中の高校2年生の
逢沢優月




そーいえば…夏だからかな?
最近よく、くらくらするような…


と、いろんなことを考えながら時計を見ると

?!?!

時計はもう8時をさそうとしている


「やばい!!!ちこくだよ!」

急いで自転車に乗り
見慣れた並木道を走っていく

私、ここ好きなんだよね

春にはピンクに染まって
夏は綺麗な緑
秋は赤くなって
冬には白銀の世界が広がる

ってこんなことかんがえてる場合じゃない!

私の通う宝条高校は結構時間に厳しんだよね

だから、遅刻気味の私の周りには誰もいない

いそがなきゃ!
そんな思いが自分自身を焦らせる

と、こんな時にも立ちくらみ

いつもはすぐ治るのに、今日はひどい…

(あ、やばいな、倒れそう)

頭では考えているのに体が動かない

とっさに身を構えると


体が急に引かれた

「大丈夫?」


視界がぼやけてよく見えない…
でも太陽のように輝く男の子だった








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