入学式。
新しい制服に身を包んで、私は登校する。
真衣「あれ…道こっちだよね?」
入学式っていうのに、さっそく道に迷った。
真衣「わぁぁ…どうしよう…」
??「迷子??」
真衣「あ…はい…」
私が戸惑っていると、同じ制服の男の人が話しかけてきた。
??「もしかして、★★高校の1年生?」
真衣「は、はいっ!道に迷いまして…」
??「ははは、そっかぁ笑」
うぅ…笑われた……
でも、笑った顔かっこいい……
なんて、私がみとれていると
和馬「俺、2年の佐々木和馬、案内するよ?」
真衣「あっ、加藤真衣、ですっ!すいません…」
和馬「じゃー行こっか」
和馬先輩、ていうんだ
私はこの人に、恋をした。
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!