悠斗side
多分今、この2人は俺に聞かれたら嫌な話をしてると思う
悠斗「…あのさ」
真衣「何?」
菜穂「…聞いてたのか」
今頃気づいたのかよ……
悠斗「ごめん、聞いちゃったんだけど」
真衣「もーーーおわったぁ」
悠斗「誰にも言わねーし」
真衣「ほんと?!」(悠人を見つめる
ドキッ
…なんだ今の、めっちゃ心臓が痛くなった
悠斗「お、おう」
真衣「ありがと〜!高原くんーーー!!」
菜穂「真衣落ち着いてってば」
昨日会ってから、ずっと思ってたけど
多分加藤は、ばかだ
先生「加藤〜ちょっといいか〜」
真衣「はぁい」
菜穂「もー真衣ったら、朝からうるさいね」
悠斗「加藤の好きなやつって、誰なの?」
菜穂「佐々木和馬先輩、だってさ」
悠斗「ふーん」
好きとか、付き合うとか、
俺にはよくわかんない
だから、恋愛なんてしないと思ってた
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。