
第33話
#33
真衣「悠人!ごめん、遅れた!」
私は顔の前で手を合わせて謝る
悠人「全然大丈夫、行こ?」
真衣「うん!」
大丈夫だ、自分
頑張れ加藤真衣!!
「「あの」」
私と悠人の声が重なった
悠人「えっ」
真衣「さ、先にいいよっ」
悠人「いや、真衣からいいよ」
真衣「いやいや!!」
「「…ふっ笑」」
譲り合いが始まって、面白くて
二人して笑ってしまった
悠人「じゃ、俺からにするけど?」
真衣「ど、どーぞ!」
悠人は急に黙り出して、うつむいた
悠人は、私に何を言うんだろう
悠人「……友達思いで、
自分のことは後回しで、でもそれは優しさで
笑った顔可愛くて、すっげー素直で、
…そんな真衣が、好きです」
真衣「えっ…」
悠人「だから、俺と…
付き合ってください。」
真衣「う、うそ…」(泣く
悠人「え、ちょ、ごめん!え?」
真衣「わ、私も悠人のこと好きだよっ…
だから、嬉しくて…」グスッ
悠人「え…まじかよ…」//(手で顔を隠す
泣いちゃったから、ちゃんと
言えなかったけど、
でも、優しい悠人が大好きだよ
無理だって分かってても、
その気持ちをすぐ変えられない
なら、その気持ちを大事にすればいい
END
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