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第1話

出会い
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2017/10/22 02:09
誕生日はちょうどひと月違いで、家は隣同士。幼稚園も小学校も中学校も同じ。私と奏はそんな漫画の中のような幼馴染だった。

物心ついた頃から常に奏が隣にいて、過去のアルバムを見返すと十中八九奏が私の隣で色んな顔をしてた。

覚えてる最初の会話は、
ちなちゃんとぼくはずーっと一緒だよ!
あなた

うん!

幼稚園で既に愛の誓をしている、。

そんなこんなで私と奏は幼少期を文字通り常に一緒に過ごした。あの頃、私は奏が運命の人だと思っていた。

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