キャンプファイヤーが始まった。

生徒達がわらわらと火の周りに集まっていく。

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えっ...と...ずっと好きでした...！

ある女の子の一言で告白タイムが始まったらしい。

あちこちで告白する声が聞こえてくる。

そんなのうそだ。来てほしい。

結愛は駿介を目で追う。

駿介くーん！

駿介！うちと付き合って！

しゅんすけっ！好きだよ！

覚悟はしていたが、やっぱり駿介はモテる。
駿介は戸惑っているが｢ありがとう｣と言っているみたいだ。

急に不安になってきた。

期待していた分、余計にどきどきする。

うん、大丈夫。そもそも私と駿介じゃ釣り合わないもん。

結愛は心の中で何回もくり返し自分を励ました。

でも、涙が溢れてくるのを止められなかった。

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今日、この時間だけで何回ありがとうって言ったんだろう。

早く結愛のところに行きたいのに女の子たちに腕を掴まれる。

周りの泣いている女の子たちなんか目に入らなかった。

駿介は泣いている結愛を遠くから見つめることしか出来なかった。