あなたside
黒「…寝ててもエエで?」
あなた「……じゃあお言葉に甘えて…」
どれくらい経っただろうか
隣に横山は居ない
あなた「どこ行ったんだよ……」
………探索でもするか……
(ガチャ)
周りに誰も…………居ないよな
幸い、誰にも会わずにキッチンへ
何か、食べれるものは………
?「おっ?誰かな?許可もとらずにいきなり入って来た子は?」
あなた「やばっ!(小声)」
咄嗟に息の根を潜めて、調理台の下に隠れた
?「隠れても無駄だよ(笑)」
?「自己紹介が遅れたね、俺は大倉忠義って言うんだ〜」
あなた「…………」
緑「いけない子だな〜?」
(グッ)
あなた「……!」
いきなり、腕を掴まれて
(ドンッ)
冷蔵庫に、雑に壁ドンをされた
緑「ドキドキしないの〜?」
あなた「吸血鬼なんかに恋愛感情、抱くかよ…」
緑「あぁ〜!可愛い……
喰っても良い?(耳元で)」
あなた「はぁ!?いっ!!」
(ガブッ)
あれっ?
俺ってSSなのか?
なぜ死なない?
緑「やっぱ、美味っ!!」
緑「どうしたん?ビックリ顔やけど?」
あなた「俺ってSS………なのか……?」
大倉は「はっ!」とした顔して、思い切り逃げて行った
あなた「本当なのか…………?」
探索なんて、そっちのけ
自分の部屋に戻っていた
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!